vol.11「ボランティア号」(2017.10)

2017.10月ドロップ。
毎号全身全霊をかけてつくってますが、今号も全力でつくりましたです。
「ボランティア特集号」。
テーマは「私たちにはボランティアが必要だ」です。
社会には弱者と呼ばれる人たちがいて、その人たちはボランティアを必要としている、という話ではありません。
多くの人がボランティアに参加し、それぞれの時間を割く人が増えていくなかで、ボランティアをすることそれ自体がその人の人生に欠かせないものになっていないか?ということを探る号です。

僕自身、いくつかのボランティアに携わっています。
「つふまぶ」も、編集長として100%ボランティアとしてかかわっています。
東日本大震災発生直後に立ち上げたニットで震災遺児を支援する「TJWK関西」は、もう7年目を迎えています。
また、梅田のまちづくりを担うキタ歓楽街環境浄化推進協議会では、さまざまなイベントにかかわっています。
北区の防災を考え、年に一度、親子で楽しめる防災イベント「イザ!カエルキャラバン」の開催も、すでに6回を数えました。
中崎町キャンドルナイトでは、最初は普通にお客として楽しんでいたものが、出展者となり、運営メンバーとなり、いつの間にか、副実行委員長なんぞを仰せつかっております。
なんか、書き出してみると、いっぱいやってるなあ(笑)

数年前まで、自分がボランティアにかかわることになるなんてことは、そして、中心メンバーとなって継続的に運営にかかわることになるなんてことは、微塵も考えたことがありませんでした。どこか偽善的だし免罪符的だと思っていたし、自分の生き方とは真逆のところに、ボランティアというものはありました。
僕自身は、今でも、国家や地域や社会といったものからは縁遠い、個人として立脚できる地点で生きていたいと思っているし、群れるのも好きではないし、「きずな」や「つながり」といったものは、今でもヘドが出るくらい大嫌いです。
そんな僕が、なんやかんやと、いろいろやっているわけです。
これはなんなんだろうか?
嫌いといいながらも、まあまあいろんなところでかかわっている自分のなかの矛盾を見つめてみたい、そんな思いから、今号に取り組んだのでした。
そう考えると、この「ボランティア号」というのは、僕にとっては、自分探しの旅みたいなもんですね(笑) もっとも、どの号も、僕なりに、自分探しのためにつくっていますが。

そんな号なので、ボランティアってなによ?ってところを、メンバー間で話し合うところから、この号はスタートしたのでした。
社会貢献だとか、助け合いだとか、奉仕の精神だとか、既存の言葉はいくらでも出てくるわけです。
でもね、企業がモノやサービスを提供してビジネスを展開していくことだって、立派な社会貢献です。そもそも、社会に貢献できないものはビジネスとして成立しません。ビジネスとは、欲望とニーズで成立するものです。
助け合いっていうけどさ、鍵っ子の子どものために自分の家を開放したりゴハンを食べさせてあげたりするのは、「住み開き」や「子ども食堂」なんて名前を持ち出すまでもなく、ごくごくあたりまえの近所付き合いとしてありました。あれは、いつからボランティアになったんでしょうね?

時代が変わり、社会が変わり、ボランティアの概念も参加する人の動機も、ボランティアに対する社会のニーズも、さまざまに変化しています。
そして、ボランティアに参加する人の数は、増える一方です。
そんなことをつらつらと考えていくなかで、「人はなぜボランティアをするのだろうか?」という問いが、今号をつくるキーになってきました。それは、自分自身に対する問いかけでもあるわけです。僕はなぜボランティアをするのか?

多くの方に会って、お話を聞きました。
動機や取り組みかた、思いはさまざまです。人の数だけ、動機もスタイルもありますね。
今号は、いわゆる、こんなボランティがありますよ、といったようなメニュー提示の号にはしていません。
登場していただいた人たちは、ことごとく、いっちゃあ悪いが、常規を逸しています(笑)なんでそこまでボランティアに取り組むのよ?って言いたくなるような人たちばかりです。

特に、商売をされている方は、自らの収益機会の一部を喪失させてまで、ボランティアに取り組んでいるわけです。
サラリーマンの方は、毎月の給料が10%減ってでもボランティアをしている、と考えると、少しはわかるかもしれません。有給をボランティアに充てているのではなく、仕事を欠勤してボランティアに取り組んでいるわけです。
そういう、普通ではない人たちのボランティア観を、たくさんお聞きして、たっぷりと詰め込んだのが、今号です。

ボランティアという切り口から、人生を豊かに生きるにはどういうやりかたがあるのだろうか?という、生き方のスタイルブックになっているはずです。
そういう号です。

contents

特集「私たちにはボランティアが必要だ」
・キタ歓楽街環境浄化推進協議会 副会長 難波啓祐さん
・お初天神TNRプロジェクトリーダー 山本光恵さん
・TJWK関西代表 笹谷史子さん
・認定NPO法人 ホームドア代表 川口加奈さん
・佐川治己さん
・北区バラの会 会長 田村健蔵さん
・大阪を変える100人会議特別顧問 施治安さん
・げんきカレー代表 井上勝典さん
・菊川モーターズ社長 菊川昇さん
・ECC社会貢献国際交流センター

・キタのええもん キタの手みやげ – 切子工房 昌榮
・駅探 – 阪急中津駅
・北区銅像巡礼 – マルホ株式会社 子守唄いのち像
・北区マップ考現学 – Quiyoxのイラストマップ
・彼女とキタのラブストーリー(第11回) – マスコットクラブ代表 西方千晶さん

・ボランティア 話し相手します – 有馬敏郎さん

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